えぐちず 2

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●第十四番札所 盛寿山 常楽寺(せいじゅざん じょうらくじ)●

きゃー
きゃー。たすけてー。

 ここまで書いてアレですが、謝らなくてはなりません。『8月23日の旅』とありますが、『8月22日』の誤りです。まあどっちにせよ、ここの文章書いている今日は9月9日なんだからもう今更どうだというハナシではある。
 さあ、先ほどの大日寺の時点でもう4時を過ぎていました。納経所は5時までです。ここからそんなに遠くない、急いで行きましょう。
 もう道なりに進みます。標識も出てますし、迷いようがありません。川を渡って、ちょっとうねうねした道を走りますが、たいしたことはありません。
 まもなく、駐車場が見えます。

 『第2駐車場』が。

 おや、じゃあ第1駐車場はどこなんだろう。わかんないや、たぶんこの先なんだろうけど、見つけたんだから停めましょう。少々ぐらい歩いてもいいじゃん。

 きゃー。たすけてー。

 すごい傾斜。上の写真は、江口がカメラを傾けているのではなく、本当にこの角度です。運転席のドアを開けたら自然に閉まります。わしと生誕者、二人が降りるタイミングを間違えたら転がっていってしまうんじゃないかと思うほどに。
 第1駐車場がどこなのかは最後まで分かりませんでしたが、とにかく第2は避けた方がいいです。ちなみに、ここをもう少し登ると境内に繋がります、そこも若干車を停めるスペースがあった。空いているときなら一気にそこまで登ってしまってもいいかもしれません。寺の人に怒られるかも知れないけど。

 ※確認※ 週刊遍路で確認。正面から入ると石段50段を登らなければならないらしい。どっちがいいかは任せる。

 怯えながら車を降り、坂を登ります(写真で言うと右)。建物の裏手に出ます。建物同士を繋ぐ階段があって、その下をくぐれば正面に出ます。

常楽寺境内

 ここの見所は、この天然石の石段。『流水岩の庭』と名が付いています。
 江戸時代から風雨にさらされ続け、浸食の末にこの形になったそうな。バリアフリーという言葉は江戸時代にはなかったということです。健脚者であるはずの江口も歩きづらい。結構見た目以上にぼこぼこしてます。

 しかし、いわれはどうか知らないが、江口の目には「あれ? 工事中なん?」としか思えなかった。バチあたりますか、わし。 

 

●第十五番札所 薬王山 国分寺(やくおうざん こくぶんじ)●

国分寺にて
なんかカラフル。

 あとどのくらい? もう30分もないよ。いそげいそげわれらの旅。
 常楽寺から、ちょっと住宅地を縫うように走りますが、大丈夫、ちゃんと標識に従ったら到着するから。そんなに離れてないし、すぐ。
 それまでの傾斜がなかったかのような、平和な寺です、時間が時間なのでもう誰もおらず、静かなものです。
 でも敷地のどまんなかが何かの土台だけになってます。なんじゃ。

 ともあれ、参拝参拝。

 そして納経所を捜しますが。
 どこでしょう。
 矢印がありました。どうも本堂の横を通って、裏に回るようです。

住居?

 植え込みが。え? 本当にこっち? こっち側って、おじゅっさんの住居のほうなんじゃないの?
 大丈夫、その植え込みの向こうが納経所です。

 生誕者があの敷地中央の土台が気になったのか、御朱印をくれたおばちゃんと話をする。
 あれはもともと大師堂があった、その跡だとな。なんでも火事で焼けてしまったとな。あらまあ、大変ねえ。
 と思ったら、その火事は天正の大火のことを指していた。室町時代か。

 時計を見ます。4時50分。次の札所はどこだ、そんなに遠くない。
 納経所だってATMじゃないんだ、ぎりぎりに駆け込んだってシャッターを下ろされて拒否されることもないだろう。急ぐか? 急ぐか?

 止めました。そんなギリギリに行って、参拝もそこそこに御朱印だけもらおうなんて言うのも申し訳ないし。閉店ギリギリに来られる客ってのは店にとってはいちばん鬱陶しいし。何の話か。

 ともかく、本日の旅はこれにてタイムアップです。今更ながら、焼山寺の迷走が悔やまれます。あと上桜公園迷走も。

 では、もと来た道をまんま同じに通って帰ります。帰りは道を変えて、吉野川向こうを通ろうという案もあったが、もうそんなことを考えている余裕もない。

 晩ごはんはやっぱり観音寺に戻ってガスト。禁煙席全テーブルがおねえちゃんたち満載と、喫煙席に高校生の団体(スペースの問題でこっち)がいて、まあココロ休まる時がひとつもなかったよ。

 というわけで、次は16番からスタートです。
 『リベンジの旅』と称することに決めました。
 

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