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●これから行く旅●
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(00)高野山
●はじめに●
なぜ、江口が四国八十八カ所を回るようになったのか。
江口は香川県に住んでいます。遍路道はものすごく身近なものだったわけです。でも身近すぎて、所詮寺は寺、なんの感慨も無い存在でした。
いつのころからか、ドライブ好きの江口父が、江口母としょっちゅうどこかへ消えるようになりました。帰ってきたと思ったら、納経帳に御朱印をもらってました。あれよあれよというまに大半の札所を制覇し、「あとは1泊覚悟じゃないといけない遠方ばかりだ」というところまで行ってしまいました。残念なことにその後江口父は他界し、全寺制覇には至りませんでした。
その父の遺志を受け継いで。
なんてことではなく。
しかし、蛙の子は蛙。江口父の子は江口。気が付けばこの娘は、休みのたびに車を転がしてどこかへ行く娘になりました。
とはいえ、江口は貧乏です。そんなすてきスポットにそうそう行ける身分ではありません。目的地はもっぱら、金のかからないところ。ゴハンを買うお金もないので自前でお弁当を用意し、入園料のいらない公園ばかりを狙って行ってました。
そんな場所も有限。ついに江口は行き場を無くしました。
「八十八カ所回るのって、どうだろう」。
何の脈絡もなく話はここに繋がります。近所の公園を制覇した江口が次に設定した目的地、それが八十八カ所だった、と、言ってしまえばそれだけの話です。
「八十八カ所ね、それも悪くないね」。
悪くはないが、飛び抜けて良くもない。いずれ行くかも知れないが、今すぐ行かなければならないものでもない。行きたいねー、行こうかー、いつ行くー? と、行く気もないのに行く話ばかりしておりました。
と、そこへ、こんなニュースが。
『ワンテーママガジン・週刊 四国遍路の旅 創刊』 (全30巻) |
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年も明けて春が近づき「行きたいね」欲が高まっていた時期と、このニュース。講談社の販売戦略にまんまとひっかかったということか。ともかく、これのせいで江口の「行きたい欲」は確固たるものになっていきます。
「春になったら行こう」。「今年の春は行こう」。「三十路記念に行こう」。どんどん予定が具体的になっていきます。
そして4月になり、江口も三十路道に突入し、次の休みこそはさあ行こう! というところになって、江口は水ぼうそうで2週間寝込みました。
そんなこんなでまた1ヶ月予定は延び。5月9日になってようやく実現したのでございます。
せっかく行くのなら、そのへんのレポートをしてもいいんじゃないか。
なのでこんなコンテンツを作ってみました。八十八カ所全部回るにはまだしばらくかかる、どうせ誰かに急かされるものでもなく、のんきに更新していけばいいじゃん。江口もこの歳になると焦ることを忘れます。マイペースで行くことを何も恐れなくなりました。そのマイペースって、自分が思う以上に遅いんだけど。そのへんは気にしない。『ドラえぶん』だって2年近く更新されてない。マイペースマイペース。あと、飽きたら止めるのも江口のペース。付いてこられないと置いてっちゃうよ。
で、『えぐちず2』の『2』は何だ? と聞かれても。1のあとだから2。それ以上は教えられないね。
さあ、表もウラも計画が固まり。いよいよ江口遍路道、第一歩です。
まず、旅の準備を調えます。お役立ちなのが上記(↑)の本。大きな地図から小さい地図、遍路の作法、はじめての人にも安心の、痒いところに手が届くとはこういうことかと言わんばかりの本でございます。うーん、でも江口はにわか遍路だし、というより単なる観光客だし。白衣や菅笠一式揃えることも無いだろう、そもそも売ってないし。それも含めて1番札所に行ったときに考えよう、と。ではお参りするときの写経や札は? ‥‥おいおい考えよう。線香や蝋燭は? ‥‥おいおい考えよう。こんなところでもマイペース。ちなみに、この旅では先輩である江口ママンに聞いたところ、「何も持って行ってない」とのことでした。よし、こんなのは形じゃないよ、心だよ。
というわけで、本の教えは全く無視して、江口の旅はスタートするのでございます。
バチがあたりませんように。
ちなみに、『四国遍路の旅』を全巻定期購読すると、左(←)のようなバインダーと特製納経帳が特典で付いてきます。 江口はこれを持って各所を回ったのですが、イカニモこの雑誌に乗せられたにわか遍路のようでとてもカッコ悪いです。 しかもこの納経帳、紙質のせいで墨が乾きにくく、どこの納経所でも嫌がられます。5月9日に10カ所回りましたが、その10カ所全部で見事に嫌がられた上、最後には「どこ行っても言われるでしょ?」と念押しまでされた。やはり関係者の間で話が出ているのだろうか。あと、この付録が届いたのは3月ごろのはずだが、このわずかな期間にいったい何人のにわか遍路がコレを持って寺巡りをしたのか。フットワーク軽い軽い。 |
『えぐちず2』は、『江口梨奈のすてきページ』のいちコンテンツです。