●2008年7月21日の旅●
いい天気。
暑中お見舞い申し上げます。 お久しぶりですね。1年ぶりの遍路巡礼です。 いやさ、本当は5月に予定があったのですが、予定していた日が豪雨なので諦めまして。延びに延びてこの日になりました。 しかしそれにしても延びすぎではないか、とお思いでしょう。それにも理由があるのですよ。 なぜなら、今回の目的地は、同行者の実家のすぐそば。 すぐそばまで来ていながら、実家に寄らずに帰るわけにはいかないでしょう。実家に帰るとなれば、1泊2泊はするべきでしょう。 というわけで宿泊スケジュールを組んでの行程を組むとなると、日を選ぶことになり、ここまで延びました。
あと思い出したけど、実家のそばまで行ったのに顔を見せなかったこと、あるわ昔に。
●往路●
愛車と共に。
それでは21日、出発致しましょう。 実家の方には夕方着けばいいから、かなり遅く家を出ました。そうね、もう正午近かったかしら。「いまから出発します」と実家に電話をしたら、ちょっぴり呆れられました。てへり。 大野原I.C.より、松山方面に乗り、終点まで。料金所からさらにまっすぐ、大洲有料道路に乗り換えましょう。普通車なら高速3500円+有料550円です。
さて、お昼ゴハン。どこで食べましょう。正直、朝ごはんが遅かったので、そんなにお腹は空いてないんですな。 目的地近辺には、ショッピングモールもあるので、その辺のファストフードで適当に済ませようかな、とも考えた。 でもまあ、伊予灘サービスエリアで休憩のために一旦車を降りた、ここでは軽食も置いてるから、ラーメンとかそのへんで簡単に済ませてもいいだろう、と結論。
で、選びましたのは伊予路ラーメン(640円)。
んまー。
あ、これはうまい。チャーシューにメンマにゆで卵にもやしと海苔いうスタンダードに加え、わかめとかまぼこ、じゃこ天が乗ってました。
じゃこ天は、青のり入りの磯部揚げ。 いやあ、ここのS.A.は何度も利用しているが、軽食ブースの利用は初めてであった。小さいところだし、あんまり期待していなかったのが正直なところであるが、これはキャラの立っているラーメンであるよ。旅行途中にふらりと立ち寄って食べるにはなかなか高い満足度の得られるラーメンではないでしょうか。
と、思いがけない出来事に遭遇するのも旅の楽しみということで。
●第四十三番札所 源光山 明石寺(げんこうざん めいせきじ)●
蝉時雨と石段。 夏だ。
大洲道路の終点は大きな立体交差を降りる下り坂です。坂を降りると、もう『明石寺』の看板出てるので、それに従えばOK。信号を右折、ちょっとローソンで停車して地図を確認。んー、この幹線道のちょっと脇を入るようになるのか、どの道から入ったらいいか、ちょっと分かりづらいなあと思ったが、なんか妙な確信があった。
「たぶんでかでかと表示があるよ!」
その通りでした! さっき曲がって現在直進してる県道29号、その先にある最初の信号を標識に従ってまた右折、道路は県道237号、緑色のスクールゾーンになります。左手に宇和高校を見ながら直進、有料道路の高架下をくぐり、前方に橋があったらそれを渡らずに左折、とか考える前にでかでかと標識が。 ただ、直前でちょっと間違いかけます。道路標示が右にカーブするよう路面に矢印を塗っていますが、それは無視して直進。ここだけ注意だ。 細道をあがっていくと、『常楽苑』とでっかい看板が見え、レストランと売店があります、そこがもう石段手前の駐車場です。
それでは石段を昇りましょう。
今日は7月21日、海の日。祝日です。 そういえば、普段は平日にばっかり移動している我々、こうやって世間が休日の日に遍路巡礼をするのは初めてです。しかも今は夏休み。さて、どのくらい混雑するものなのでしょうか。
にぎやか。
駐車場はほぼ満杯、観光バス2台。普段なら静かな、江口好みの静かな山寺であろうが、人だらけ。ツアー客はもちろん、カメラを抱えた老夫婦、中学生ぐらいの子を含む家族連れ、学生のような若い集団、本気遍路、単なるデートの2人連れ、その他いろいろ。いやあ、一番さん以外でこんなに人がいるのを見るのは初めてかも知れない。 そしてここは、次の札所までの距離があるからか、宿坊や売店の御接待などがなんとも活気がある。8月には縁日もするらしい。人が集まりやすくなっているというか、歓迎しなれているというか。なかなか地域密着な、楽しそうなエリアである。
さて、他の皆はさっさと次の札所へ行ってしまうが、わしらは今日の予定はここ1ヶ所。とくに急ぐこともないのでのんびり散策させていただく。 上記の写真は、大師堂脇にある夫婦杉。大小の杉が並んで、注連縄で繋がっております。 その向こうにはアジサイ畑。ちょっと時期を外してしまいましたが、おそらく満開の時には見事なものでしたでしょう。 仏足石も見てきました。石を拝んだ手で体の悪いところをさするとそこが治る、というので頭をさするのはお約束ということで。 隅っこの方には明石寺の由来が。元々は『あげいしじ』だそうです。わしらは直前まで『あかしでら』と読んでました。だってねえ。
のんびりついでに売店も覗く。 遍路アイテムや御守りを売っていて、奥でお茶の御接待がなされてある、遍路道ではよく見掛ける普通の売店である。なので単なる冷やかしのつもりであったが。
八十八カ所巡礼記念 焼まんじゅう。こしあんと黒糖、各270円。 だってこのデカさは気になるじゃない。賞味期限も長いし。つい。栗林の栗といい、でかいのはついつい。
とまあ、今回はこんな感じです。この後は宇和島市に行って、同行者の実家で2泊3日。途中でガイヤカーニバル観ました。 次の旅をお楽しみにー。
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