←前のページへ (26)金剛頂寺 (27)神峯寺 →次のページへ
●第二十六番札所 龍頭山 金剛頂寺(りゅうずざん こんごうちょうじ)●
さて、困りました。 そうそう、石段がキレイなコンクリートで、この花紋がいいなあとおもった。というかこんなもんしか気になる被写体が見つからなかった。 四国霊場ご本尊原画展示場(地下)。 なんでしょう、これは。とりあえず覗いてみましたが、階段は薄暗く地下へ続き、人の出入りを拒んでいます。江口は小心者なので降りなかったが、ナオナビが降りていって見たところ、封鎖されていて展示も何もなかったそうな。月曜日だからか、やっぱり。 そしてここは、ヤッコソウなる天然記念物の自生地として有名だそうです。どこですか? 笹がわさわさしているのしか見えません。まあ、そんなに注意深くも見なかったが。納経所で写真が貼ってあったのでそれを見る。カブトムシの幼虫みたいだった。ちょっと半透明でねっとりしたカンジが気持ち悪いです。いいじゃん、感覚は人それぞれだ。 で、記憶があいまいなのだが、このあたりで、「拝んだ手で体の悪いところをさすると治る」という霊験あらたかなナニかがあったはずなのだが。『ガン封じの椿』が多分そうだろうとも思うし、こんな風に霊験を謳っているものはどこの札所にもあるので、誰を信用していいのやら。『1粒万倍の釜』とかあったし。やってることはイエスだな。ちょっと敵を作る発言をしたかもしれない。 さて、話が前後するが。この金剛頂寺の手前に『吉良川の町並み』という標識がある。なんだろう、これは。ちょっとした駐車スペースがあるが、住宅地の奥に何か施設があるわけでもない。何があるのか? と思ったら、この住宅地そのものが重要伝統的建造物群保存地区に選ばれていた。前を通りかかっただけだったので詳しくは見ていないが、手元の写真を見るだけでもなかなか興味深い。なまこ壁といいますか、ああいうタイプの古い建物は江口の小さいときにいくらでも見たので珍しくもないが、ここはまたちょっと違った感じの建物の造りになっている。
●第二十七番札所 竹林山 神峯寺(ちくりんざん こうのみねじ)●
ナオナビが言いました。 『寺に行く道は、車でも難儀するほどの舗装道路。勾配45度の急坂が約1qも続く』(週刊遍路より)。 江口にとっては焼山寺より太龍寺より、ここ神峯寺が一番恐怖でありました。勾配45度って。江口の車、ただでさえ馬力が弱くて、近所の山ですらアクセル目一杯踏んで速度40キロってことがしょっちゅうなのに。江口のか弱い車でこの寺にはたどり着けるのか? ともあれ、行きましょう。 派手に迷います。 まず、55号を走って、民宿きんしょうのある交差点で曲がる、これをさっそく見落とす。でかでかと『民宿きんしょう』って書いてあるのに、看板は見つけても道を見落とす。なんでだ。 さて、無事に山頂駐車場に到着しましたが、ここから更に徒歩で本堂を目指さなくてはいけません。看板にも、「これより先には、お寺の駐車場はありませんので有料駐車場をご利用ください」と注意書きがしてある。我々は健康な若人。歩きましょう。 しかし、一番注目なのは。 神社があった。 いや、寺と神社が並んでいるのはよくあること。日本の歴史だっていろいろあった。 ふと、神社を見ると。 さあ、山寺修繕ここに極まれり。 コレまでの中でいちばん綺麗な寺でした。 美しく咲き乱れる花々、綺麗に剪定された緑溢れる庭、石灯籠、石清水。なんでしょうここは。どこの庭園に迷い込みましたか? ↓拡大 なんとなくこの丸っこさがツボでしたもんで。 さあ、行きましょう。 ‥‥気が付いたら、大日寺へいくために曲がる道を通り過ぎてしまいました。行く気、なかったんだな。 なので今回の旅は終わり。帰り道のコンビニでアイスクリームを買い、それで乳酸値を下げて帰りましたとさ。
どうも前回から、行程に余裕でもあるのか、寺以外の所を回っています。 というわけで、次の行程は、札所+龍河洞。 って、最初から予定に組み込んでしまっては、それはそれでハードスケジュールになってしまうのか。
●↑このページのトップへ● ●→次のページへ● ●次を飛ばして本来の遍路リポートへ● |
『えぐちず2』は、『江口梨奈のすてきページ』のいちコンテンツです。